jasmine 日本語 API リファレンス (_global_)

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基本的にjasmineのソースコードにあるjsdocコメントを日本語化しています。 補足 or 修正している個所もあります。 日本語が変だったり、補足が変だったりと、不備があるかもしれないので、そういった場合は指摘いただけると幸いです。

_global_ 名前空間

_global_ な空間(windowオブジェクトへ直接ぶら下がる)に定義された名前空間、関数。

名前空間:───
バージョン:1.2.0
概要
名前空間
<namespace>
Jasmineで利用する関数、クラスを保持します。
メソッド
<public>
スイート内の各スペック実行後に呼び出される関数。
<public>
スイート内の各スペック実行前に呼び出される関数。
<public>
スペックスイートを定義します。
<public>
期待値を求めるためのメソッドチェーンを開始します。
<public>
現在のスイートへ追加するスペックを生成します。
<public>
jasmineスペックの一部を定義します。
<public>
既に存在するオブジェクトのメソッドに対してスパイを組み込みます。
<public>
次のブロックへ移る前に指定された時間待ちます。
<public>
次のブロックへ移る前、latchFunction が true を返すまで待ちます。
<public>
スペックスイートを無効にします。
<public>
無効なjasmineスペックを生成します。
詳細

afterEach メソッド

スイート内の各スペック実行後に呼び出される関数。
スペック実行中に上書きした状態の復元に使います。

構文:
public {void} afterEach (
    {function}  afterEachFunction
)
パラメタ:
{function}afterEachFunction
各スペック実行後に行う復元処理。
戻り値:
{void}
なし。

beforeEach メソッド

スイート内の各スペック実行前に呼び出される関数。
スペック実行の準備、前提条件の検証に使います。

構文:
public {void} beforeEach (
    {function}  beforeEachFunction
)
パラメタ:
{function}beforeEachFunction
各スペック実行前に行う準備および検証処理。
戻り値:
{void}
なし。

describe メソッド

スペックスイートを定義します。
Jasmine環境に"description"と"スペック"を1つのスイートとして保存します。 この関数中で定義される変数は、関数中で呼ばれる"beforeEach", "it", "afterEach"においてアクセスできます。 "describe"ブロックは入れ子で定義できます。 これにより、いくつかのテストにおいて特別なセットアップを行うことができます。

構文:
public {jasmine.Suite} describe (
    {string}    description,
    {function}  specDefinitions
)
パラメタ:
{string}description
文字列。通常はテスト対象となるクラス名。
{function}specDefinitions
スペックを定義する関数。
戻り値:
{jasmine.Suite}
jasmineスイートの内部表現。

expect メソッド

期待値を求めるためのメソッドチェーンを開始します。
引数として渡された Object は実際の値であり、jasmine.Matchers関数のいずれかにチェーンします。

構文:
public {jasmine.Matchers} expect (
        {object}    actual
)
パラメタ:
{object}actual
期待値に対してテストしたい実際の値
戻り値:
{jasmine.Matchers}
マッチャー。

it メソッド

現在のスイートへ追加するスペックを生成します。

構文:
public {jasmine.Spec} it (
        {string}    desc,
        {function}  func
)
パラメタ:
{string}desc
スペックの説明。
{function}func
スペックの前提条件と期待値を定義します。
戻り値:
{jasmine.Spec}
jasmineスペックの内部表現。
サンプルコード:
1
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3
it('should be true', function() {
    expect(true).toEqual(true);
});

runs メソッド

jasmineスペックの一部を定義します。
非同期スペックにおいて、waitsまたはwaitsForと組み合わせて利用します。

構文:
public {void} runs (
    {function}  func
)
パラメタ:
{function}func
jasmineスペックの一部分を定義する関数。
戻り値:
{void}
なし。
サンプルコード:
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it("should support async execution of test preparation and exepectations", function () {
    runs(function () {
        flag = false;
        value = 0;
 
        setTimeout(function () {
            flag = true;
        }, 500);
    });
 
    waitsFor(function () {
        value++;
        return flag;
    }, "The Value should be incremented", 750);
 
    runs(function () {
        expect(value).toBeGreaterThan(0);
    });
});

spyOnメソッド

既に存在するオブジェクトのメソッドに対してスパイを組み込みます。
スペック中でスパイを生成するために使います。

構文:
public {object} spyOn (
        {object}    obj,
        {string}    methodName
)
パラメタ:
{object}obj
監視したい関数を持つインスタンスオブジェクト。
{string}methodName
監視したい関数名。
戻り値:
{object}
すべてのスパイ関数が実行できるjasmineスパイオブジェクト。(引数で与えた obj に対して スパイ として拡張を行ったオブジェクト。)

waits メソッド

次のブロックへ移る前に指定された時間待ちます。

構文:
public {void} waits (
        {number}    timeout
)
パラメタ:
{number}timeout
待つ時間。単位はミリ秒。
戻り値:
{void}
なし。

waitsForメソッド

次のブロックへ移る前、latchFunction が true を返すまで待ちます。

構文:
public {void} waitsFor (
        {function}  latchFunction,
        {string}    [optional_timeoutMessage],
        {number}    [optional_timeout]
)
パラメタ:
{function}latchFunction
待機する条件。この関数が true を返すまで waitsFor 関数は待機します。
{string}[optional_timeoutMessage]
タイムアウト時(失敗時)のメッセージ。
{number}[optional_timeout]
latchFunction を監視する時間。単位はミリ秒。
戻り値:
{void}
なし。

xdescribe メソッド

スペックスイートを無効にします。
開発中、失敗するスイートを一時的に無効にするために使います。

構文:
public {object} xdescribe (
    {string}    description,
    {function}  specDefinitions
)
パラメタ:
{string}description
文字列。通常はテスト対象となるクラス名。
{function}specDefinitions
スペックを定義する関数。
戻り値:
{object}
jasmine.Suiteを模した空のオブジェクト。

xit メソッド

無効なjasmineスペックを生成します。
開発中、一時的にスペックを無効にする便利な関数です。

構文:
public {object} xit (
        {string}    desc,
        {function}  func
)
パラメタ:
{string}desc
スペックの説明。
{function}func
スペックの前提条件と期待値を定義します。
戻り値:
{object}
jasmine.Specを模した空のオブジェクト。

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