12月 2018年

今回は「Heroku上にリリースしたアプリケーションを 閉塞 / 停止 / 削除 する方法」についてまとめます。

アプリケーションの閉塞

「閉塞」なので実際は裏側で稼働していて、表からは入れないという状態にします。 いわゆる「メンテナンスモード」と呼ばれる状態にします。 「閉塞」時にアクセスすると以下のような画面が表示されます。

では、具体的な閉塞手順ですが、以下のコマンドで切り替えられます。

メンテナンスモード有効化

heroku maintenance:on

メンテナンスモード無効化

heroku maintenance:off

アプリケーションの停止

「停止」はアプリケーションサーバー自体を止めてしまうので、名実ともに止まっている状態です。 アプリケーション停止中にアクセスすると以下のような画面が表示されます。

アプリケーションを停止させるには、以下のコマンドで実行します。

アプリケーション停止

heroku ps:scale web=0

アプリケーションの削除

作成したアプリケーションの削除はWeb上から行えます。

1. ダッシュボードへアクセス

   Heroku - Personal apps

   

2. 削除したいアプリケーションを選択

   

3. 「Settings」へ移動

   

4. 「Delete App」にある「Delete App...」を選択

   

5. 削除したいアプリケーション名を入力して「Delete app」を選択

   

今回は「Heroku上にリリースしたアプリケーションを 閉塞 / 停止 / 削除 する方法」についてまとめました。 参考になったでしょうか？ 本記事がお役に立っていると嬉しいです！！

今回は「Heroku上にリリースしたアプリケーションを更新 / ロールバック する方法」についてまとめます。

更新リリース

Heroku は Heroku 上の Git に変更をプッシュすればアプリケーションの更新ができます。 Heroku へのプッシュは git push で行います。 プッシュするとすぐデプロイ/リリースが走ってしまう点は注意です。

> git push heroku master
...
remote: -----> Launching...
remote:        Released v5
remote:        https://dry-ravine-29304.herokuapp.com/ deployed to Heroku
remote:
remote: Verifying deploy... done.
To https://git.heroku.com/dry-ravine-29304.git
   5272e50..3e6552f  master -> master

リリース履歴の確認

heroku releases コマンドでリリース履歴の一覧を確認できます。

> heroku releases
=== dry-ravine-29304 Releases - Current: v5
v5  Deploy 3e6552f2  sample@gmail.com  2018/11/25 10:48:58 +0900 (~ 6m ago)
v4  Deploy 5272e503  sample@gmail.com  2018/11/25 10:47:06 +0900 (~ 8m ago)
v3  Deploy 5c9890f0  sample@gmail.com  2018/11/25 09:32:46 +0900 (~ 1h ago)
v2  Enable Logplex   sample@gmail.com  2018/11/25 09:15:36 +0900 (~ 1h ago)
v1  Initial release  sample@gmail.com  2018/11/25 09:15:36 +0900 (~ 1h ago)

ロールバック

heroku rollback コマンドでロールバックを行えます。 リリース履歴一覧で確認できるバージョン番号を指定した場合、該当のバージョンにロールバックします。 特にバージョン指定しない場合は直前のバージョンにロールバックします。

> heroku rollback v4
Rolling back ⬢ dry-ravine-29304 to v4... done, v6
 !    Rollback affects code and config vars; it doesn't add or remove addons.
 !    To undo, run: heroku rollback v5

ロールバックすると新しいバージョンとしてリリースが行われます。 Heroku上のGitリポジトリには影響していないので、不具合を解消したバージョンをそのままプッシュすればまた新しいバージョンでリリースが行えます。

今回は「Heroku上にリリースしたアプリケーションを更新 / ロールバック する方法」についてまとめました。 参考になったでしょうか？ 本記事がお役に立っていると嬉しいです！！

今回は「Heroku 上に Node.js アプリケーション をリリースする方法」についてまとめます。

概要

Herokuへのリリースは git push で行えます。

ここではそこに至るまでの手順を順に見ていきます。 大まかには以下のような手順で進めていきます。

1. 前提となるツール類のインストール
2. リリースしたいアプリケーションの準備
3. ローカル/リモートのGitリポジトリの準備
4. デプロイ & リリース
5. 動作確認

ツール類のインストール

デプロイに利用するツールは以下の通りです。 不足するツールがあれば事前にインストールしておきます。

• Heroku CLI
• Node.js / npm
• Git

リリースしたいアプリケーションの準備

Node.js を使った Webアプリケーション開発 は別記事がありますのでそちらを参照してください。 ここでは Heroku へリリースするために必要な作業だけ取り上げます。

Webアプリケーション開発 (参考)

• Node.js + Express で作る Webアプリケーション 開発 入門

Heroku向け準備

Heroku上へ Node.js で作成した Webアプリケーション をリリースする場合、Procfile （拡張子なしのファイル）をプロジェクトのルートディレクトリに配置する必要があります。 Procfile には以下のサンプルのように <process name>: <command> といった形式で、エントリーポイントをキックするコマンドを記述します。

Procfile

web: node index.js

先頭に記述されるプロセス名 web は、Webサーバーなので web を指定しています。

最低限、リリースに必要なファイルは以下のようになります。 必要なモジュールがあれば package.json へ記述しておきます。

<PROJECT_DIR>
  index.js
  package.json
  Procfile

Gitリポジトリの作成

まずは開発中のアプリケーションを保存するGitリポジトリを作成し、Heroku上にリモートリポジトリを作成します。

ローカルリポジトリ

1. デプロイしたいアプリケーションフォルダへ移動

   cd <YOUR_APP_DIR>
   

2. リポジトリ作成

   git init
   

3. ステージング

   git add .
   

4. コミット

   git commit -m "Initial commit."
   

リモートリポジトリ

1. デプロイしたいアプリケーションフォルダへ移動

   cd <YOUR_APP_DIR>
   

2. Heroku にログイン

   heroku login
   

3. リモートリポジトリの作成

   heroku create <YOUR_APP_NAME>
   

デプロイ & リリース

デプロイはHeroku上のリモートリポジトリにプッシュすれば良く、リリースはheroku ps:scale でサーバー展開すればできます。

1. デプロイしたいアプリケーションフォルダへ移動

   cd <YOUR_APP_DIR>
   

2. Heroku にログイン

   heroku login
   

3. リモートリポジトリへプッシュ

   git push heroku master
   

4. Webサーバーを1台展開

   heroku ps:scale web=1
   

動作確認

リリースされたアプリケーションは heroku create で指定したアプリケーション名を組み合わせた以下のようなURLで開けます。

• https://<YOUR_APP_NAME>.herokuapp.com

また、以下のコマンドを実行してもデフォルトのブラウザで稼働中のサービスを開けます。

heroku open

今回は「Heroku 上に Node.js アプリケーション をリリースする方法」についてまとめました。 参考になったでしょうか？ 本記事がお役に立っていると嬉しいです！！

参考記事

• Heroku - Getting Started on Heroku with Node.js
• Qiita - Node.jsをHerokuへデプロイ
• Github - heroku/node-js-getting-started

今回は「Heroku」の "サービス概要" と "特徴" についてまとめます。

Herokuとは

Heroku（ヘロク） は Salesforce が提供する PaaS です。

インフラやサーバー、OS、ミドルといった物理環境からミドルまでの組み合わせをサービスとして提供しているものになります。 Herokuで提供されたインフラやOS上に開発したアプリケーションを展開することで一般にアプリケーションを公開して運用することができます。

つまり、Herokuを利用すると「開発したアプリケーションの一般公開（構築、運用）」ができます。

利用可能なプログラミング言語は以下の通りです。

• Node.js
• Ruby
• Java
• PHP
• Python
• Go
• Scala
• Clojure

特徴

Add-on による拡張

Heroku はそれ自身が提供するサービス（Node.jsやRUby、Javaなど）とは別にサードパーティが提供する機能を「アドオン」という形で自由に追加削除することができます。

利用可能なアドオンとしては「データベース（mLab、Redis Cloud）」や「ロギング（Papertrail）」、「メール配信（Send Grid）」などがあります。

インフラ回りの隠蔽

あまり複雑なことはできませんが、代わりに基本的なネットワーク負荷分散は暗黙的に提供されているのでネットワーク周りを気にする必要がなくなります。

ネットワークエンジニアが存在しなかったり、あまりネットワーク周りに自信がないようなケースにおいて、アプリ開発に集中してユーザー価値最大化に注力したいようなケースには向いています。

Gitを使ったデプロイ

Herokuへのリリースは Git を利用したデプロイでできます。 git push で簡単にリリースできます。

今回は「Heroku」について "サービス概要" と "特徴" をまとめました。 参考になったでしょうか？ 本記事がお役に立っていると嬉しいです！！