カスタム設定まではいきませんが、単純なキーバリュー設定を web.config に追加、 および、追加した値をコード上で読み取る方法をまとめます。
目次
設定の追加
web.config に 独自に追加したい設定を記述します。
記述する場所は /configuration/appSettings/add
要素です。
add
要素 には、 key
と value
属性を設定します。
key
に指定した値をキーに、 value
に指定した値を取得するようになります。
web.config
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <configuration> <appSettings> <add key="SampleMessage" value="Hello, World !" /> <add key="SampleFlag" value="true" /> </appSettings> </configuration>
設定の読み取り
設定の読み取り (基本)
単純に web.config に設定した値を取得するサンプルコードを掲載します。
web.config の key に指定した値をキーとして、当該要素の value の値を取得します。
取得される値は必ず string
なので、必要であれば型変換を行います。
型変換に関してはこの後に記載しています。
TestController.cs
using System.Configuration; using System.Web.Http; public class TestController : ApiController { public string Get() { // web.config から 設定 を 取得する // /configuration/appSettings/add[@key='SampleMessage'] の value 属性("Hello, World !")が取得される var value = ConfigurationManager.AppSettings["SampleMessage"]; return value; } }
設定の読み取り (型変換)
AppSettings
で得られる値は必ず string
になるので、string
以外 (bool
や double
) には Parse
する必要があります。
以下では、型変換 (パース) するコードサンプルを記載します。
TestController.cs
using System.Configuration; using System.Web.Http; public class TestController : ApiController { public void Get() { bool flag = false; bool.TryParse(ConfigurationManager.AppSettings["SampleFlag"], out flag); } }
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