IIS で SSL/TLS を AD CA 発行の証明書 で 設定 する方法

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今回は、Active Directory 証明書サービス (AD CS) で 電子証明書 を作成し、その証明書を IIS に登録することで SSL/TLS(https) 通信できるように設定します。

IIS で 証明書の要求の作成

インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャー から要求の作成を行います。

  1. IIS で コンピュータ を選択
  2. [サーバー証明書] を ダブルクリック して開く
  3. [証明書の要求の作成] を選択
  4. 必要事項を入力して「次へ」を選択
    [注意] [一般名](=CN) には クライアントからみた Webサービス の ホスト名 を記載します。
  5. 「次へ」を選択
  6. 「証明書の要求」(=テキストファイル)の出力先を指定して、「終了」を選択
  7. "request.txt" ができる

AD CA で 電子証明書の発行

上記手順で作成した「証明書の要求」を元に、Active Directory 証明書サービス (AD CA) で電子証明書を発行します。

  1. サーバーマネージャーから [ツール]-[証明機関] を選択
  2. 電子証明書を発行したい証明機関を右クリック、[すべてのタスク]-[新しい要求の送信] を選択
  3. 上記手順で作成した「証明書の要求」(テキストファイル)を選択
  4. [証明機関(ローカル)]-[証明機関]-[保留中の要求] を開く
  5. 「証明書の要求」を右クリック、[すべてのタスク]-[発行] を選択
  6. [証明機関(ローカル)]-[証明機関]-[発行した証明書] を開く
  7. 「作成した証明書」を右クリック、[開く] を選択
  8. 「詳細」タブ へ移動
  9. 「ファイルにコピー」を選択
  10. 「次へ」を選択
  11. 「次へ」を選択
  12. ファイル出力先を指定して、「次へ」を選択
  13. 出力内容を確認して、「完了」を選択
  14. "response.cer" ができる

IIS で 証明書の要求の完了

上記で作成された証明書ファイルを IIS に登録します。

  1. 「接続」パネルから コンピューター を選択して、[証明書の要求の完了] を選択
  2. 証明書ファイル、フレンドリ名を指定して「OK」を選択
    ※「証明書ストア」選択肢の「個人」と「Web ホスティング」の主な違いは、「Web ホスティング」の方が「個人」よりも多くの証明書発行に対応している点だそうです。
  3. サーバー証明書のリストに追加されていることを確認

IIS で https 通信 の設定

IIS に登録された 電子証明書 を利用して、SSL/TLS (https) 通信できる構成を行います。

  1. 接続パネルから [コンピューター]-[サイト]-[Default Web Site] を選択
  2. [バインド] を選択
  3. 「追加」を選択
  4. 種類を "https"、SSL 証明書を "IIS に登録した 証明書 の フレンドリ名" を指定して「OK」を選択
  5. https が追加されていることを確認して閉じる

以上で作業は終わりです…が、このままの状態でクライアントからWebサーバーへアクセスすると警告が表示されるハズです。 AD CA が安全かどうかわからないことが原因で、次の2つを行えば警告が出ないようにできます。

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  1. こんにちは、
    ADCSより発行された証明書を利用しても警告が発生する原因が恐らく公的機関証明書ではなく、オレオレ証明書利用してるかと思います。
    CAルート証明書をクライアントにインポートしても同じく警告画面表示されます。

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