NUC7i5BNH に VMware ESXi 6.5 を インストール する 方法

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第7世代 NUC に VMware ESXi 6.5 をインストールができたので、ここではどのように行えば Intel NUC7i5BNH に VMware ESXi 6.5 がインストールできるかについてまとめます。 本記事の記載手順で行えばきっとうまくいくハズ!!

準備したもの

組み立て方は別記事で記載しているのでそちらを参照ください。 ここでは揃えたものの概要だけ記載します。 ちなみに、ブート用のUSBメモリは必要なものでした。 2TBのHDDのみで環境構築しようとしたのですが…うまく起動しませんでした。。

  • 本体
    • Intel NUC7i5BNH (Intel Core i5-7260U Processor (4M Cache, up to 3.40 GHz)) ( 価格.com )
  • メモリ
    • Crucial DDR4-S.O.DIMM (PC4-17000) 16GB × 2枚 [CT2K16G4SFD8213] ( 価格.com )
  • ストレージ(ブート用)
    • Buffalo USB3.0対応 USBメモリ 16GB [RUF3-PS16G-BK] ( 価格.com )
  • ストレージ(データストア用)
    • Seagate 2.5inch HDD 2TB [ST2000LX001] ( 価格.com )

上記以外で必要なものを以下に記載しておきます。

  • キーボード
  • マウス
  • HDMIケーブル
  • モニター(テレビでも可。1024 * 768 を表示できるモニターがおススメ)
  • USBメモリ(1GB以上のもの。インストールメディアにするため)

インストールメディア の 作成

インストールメディアはCDやDVDではなくUSBメモリになります。 ここではインストールISOイメージを作成し、そのISOイメージをベースにブート可能なUSBメモリを作成する手順を見ていきます。

  1. PowerCLI のインストール
    以下のサイトから Power CLI をダウンロードしてインストールします。

  2. ワークディレクトリの作成
    適当な場所にインストールメディア作成用のワークディレクトリを作成しておきます。
    今回は C:\work を作成します。

  3. PowerCLIの起動
    PowerCLI を 普通に起動すると以下のようなエラーが発生すると思います。

    . : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル C:\Program Files (x86)\VMware\
    Infrastructure\PowerCLI\Scripts\Initialize-PowerCLIEnvironment.ps1 を読み込むことができません。詳細
    については、「about_Execution_Policies」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照して
    ください。
    発生場所 行:1 文字:3
    + . "C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\PowerCLI\Scripts\Init ...
    +   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
        + CategoryInfo          : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
        + FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess
    

    上記エラーを回避するため、初回は管理者で Power CLI を起動して以下のコマンドを実行します。 以下のコマンドを実行後、再度起動しなおすと通常利用可能になっています。

    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
    
  4. ワークディレクトリへ移動
    以下のコマンドでディレクトリ移動します。

    cd C:\work
    

  5. インストールISOイメージ作成
    PowerCLI 起動して先ほど作成したワークディレクトリへ移動した上で、以下のコマンドを実行します。 まとめてコピー&ペーストで実行可能です。

    Add-EsxSoftwareDepot https://hostupdate.vmware.com/software/VUM/PRODUCTION/main/vmw-depot-index.xml
    Add-EsxSoftwareDepot http://vibsdepot.v-front.de
    New-EsxImageProfile -CloneProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-standard" -name "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -Vendor "KabyLake" -AcceptanceLevel "CommunitySupported"
    Remove-EsxSoftwarePackage -ImageProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -SoftwarePackage "net-e1000e"
    Remove-EsxSoftwarePackage -ImageProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -SoftwarePackage "ne1000"
    Add-EsxSoftwarePackage -ImageProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -SoftwarePackage "net-e1000e 3.2.2.1-2vmw.600.3.57.5050593"
    Add-EsxSoftwarePackage -ImageProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -SoftwarePackage "sata-xahci"
    Export-ESXImageProfile -ImageProfile "ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7" -ExportToISO -filepath ESXi-6.5.0-20170702001-NUC7.iso
    

    ※最新の Image Profile を利用したい場合は virten.net - VMware ESXi Image Profiles に記載された Image Profile に読み替えてください。

  6. UNetbootin の ダウンロード
    以下のサイトから UNetbootin をダウンロードします。

    OSDN - UNetbootin (Universal Netboot Installer)

    ISOイメージからブート可能なUSBメモリを作成するツールはほかにもいくつかあります。 そのうちの1つ Rufus は UNetbootin より書き込みが速いのが特徴のようです。

  7. インストールメディア(USBメモリ)作成
    UNetbootin を起動して以下の設定を行い、「OK」を選択します。

  8. しばらく待つ…

  9. 完成

ESXi の インストール

  1. 作成したUSBメモリを本体にさしてから本体を起動

  2. F10 キーを押してブートメニューを表示

  3. インストールメディアとなっている「USBメモリ」を選択
    通常のものとUEFIと2種類あると思いますがどちらを選択しても問題ありません。(=たどり着くところは同じなのでどちらを選択しても変わらない)

  4. Welcome to VMware ESXi 6.5.0
    Enter を押して「(Enter) Continue」を選択します。

  5. End User License Agreement (EULA)
    F11 を押して「(F11) Accept and Continue」を選択します。

  6. Select a Disk to Install or Upgrade
    インストール先のUSBメモリを選択して Enter を押下します。

  7. Please select a keyboard layout
    キーボードの種類として「Japanease」を選択して Enter を押下します。

  8. Enter a root password
    ESXi へログインする際の root パスワードを設定して Enter を押下します。

  9. Confirm Install
    F11 を押下してインストールを開始します。

  10. Installation Complete
    インストールが完了したらUSBメモリを抜いて Enter を押下します。

起動と終了に関して2点注意事項があります。

  • 起動時は F10 のブートメニューからUSBメモリを選択して起動する
    UEFIのUSBメモリを指定して起動するとうまく起動できませんでした。 BIOS設定で起動順の変更とUEFIの無効化を行うとよいはず(試していないので不明…)。
  • 終了時に必ずエラーが表示される
    エラー表示はされますが特に問題はなさそうなので気にせず使っています。

初期設定

初期設定では「BIOSの起動順変更」と「ESXiの固定IPアドレス付与」を行います。 本当は「BIOSの起動順変更」をしておきたかったのですが…テレビモニターでは解像度があわずに表示されず設定できなかったのでここでは割愛します。

ESXi の 固定IPアドレス付与

  1. ESXi が起動したら F2 を押下して Customize System/View Logs へ遷移

  2. ログイン画面ではインストール時に指定したパスワードを入力

    • Login Name: root
    • Password: (インストール時に指定したパスワード)

  3. 「Configure Management Netwwork」を選択して Enter

  4. 「IP Configuration」を選択して Enter

  5. 「Set static IP address and network configuration」を選択して必要な情報を入力

    • IP Address
    • Subnet Mask
    • Default Gateway

  6. 「Configure Managemenet Network」で ESC を押下、確認画面で Y を選択して保存

  7. 「System Custoization」で ESC を押下してログアウト

参考記事

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